邂逅

邂逅
何度目を擦っても何度深呼吸して前を見ても、俺の目は砂原の大地を写していた。 「…ぁあ?」 俺の頭はまだこの状況を処理しきれておらず、思わず素っ頓狂な声をあげてしまう。 (俺、雪原を歩いてたよな?なのになんでこんなところに…そういえばアシリパさん達は?大丈夫なのか?) 頭をフルで回転させながら三人を心配する、が 「…とりあえずあのデカい建物のとこに行ってみるか」 そう誰も聞いてない独り言を呟くと、俺は立ち上がって線路沿いに歩き始める。目指すはあのバカでかい建物…建物だよな? −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
オオタカ
オオタカ