禰󠄀豆子が鬼にならない世界 三十三

〜前回のあらすじ〜 雛子は善逸の胸で眠りにつくが、夜中に怖い夢で泣き出してしまう。駆けつけた善逸に抱きしめられ、「もうひとりじゃない」と安心し、再び眠りにつく。善逸も寄り添いながら「絶対に守る」と心に誓い、二人は穏やかな寝息を立てて夜を過ごした。 翌朝 ―― 蝶屋敷 鳥のさえずりが聞こえ始めるころ、障子からやわらかな朝日が差し込んだ。 その光に照らされながら、雛子は善逸の腕の中ですやすやと眠っていた。 善逸もまた隣で大の字になり、口を開けたまま幸せそうに寝息を立てている。
やみ
やみ
はじめましてやみです。空いている時間に作成してます。沢山の人が読んでくれると嬉しいです😊まだまだ初心者なので宜しくお願いします