重い後悔

凍える寒い冬が過ぎて、暖かい風が春の訪れを知らせようとした頃のことだった。 「おじいちゃん…食べ物を喉に詰まらせてもう長くないみたい」 まだ寒い朝。中学生になったばかりの私は制服を着ながら母親に聞かされたその言葉に息が詰まった。言葉が出ないとはこういうことなのか 「おじいちゃんコロナだから私しか病院に行けない」 「行ってきていいよ。気を付けてね。安心して、家の事は全部する」 そう言って私は時計を見てから行ってきますと家を飛び出した。その日の授業は頭に何も入ってこなかった。腰を悪くして入院したおじいちゃん。入院してる間にコロナにかかり、院内食で喉を詰まらせた…大丈夫かな。嫌な思いばかりが私の頭をよぎる。家に早く帰ると、 「おじいちゃん、亡くなったよ。お医者さんたちは必死に助けようってしてたけど、助からなかった」 お母さんが声を詰まらせながらそう言った。 その次の日、おじいちゃんの火葬だった。コロナだったから、火葬を先にすると葬儀会社にそう言われた。おじいちゃんは納体袋に入れられ棺に入れられていた。みんなが鼻を啜りながら泣く中、私は泣けなかった。突然のことすぎておじいちゃんがいないという実感がわかなかった。おじいちゃんの火葬が終わり、おばあちゃんに「骨壷を持ってくれる?」と言われ、私はおじいちゃんの骨壷を持った。人より大柄なおじいちゃんが中くらいの骨壷に居て、それが私の腕にすっぽりはまってて。そこでようやく認識できた。おじいちゃんはもうこの世に居ないのだと。 お散歩に行きたいと駄々をこねればすぐに付き合ってくれたおじいちゃんは、私の好きなお菓子をいっぱい買ってきてくれたおじいちゃんはもう居ないんだとその瞬間、涙が止まらなかった。
カタツムリ
カタツムリ
とりあえずメロンパンと眼鏡男子女子は世界救うと思う。 メロンパンと金平糖とアイスボックスが好き だいぶ口悪い 成績は目指せオール4 ダイエットもして今年はモテてやる!