第二
「3分遅刻だよ!まあ逃げなかっただけ偉いか。」
「逃げても無駄ってことぐらい中学生の時から知ってるからね。僕が来なかったら君は、僕の家まできてたでしょ?。」
「おっ、よくわかったね。だって翔くんの家まで家から10分ないし。」
僕は、今回のようなことを前にも経験していた。彼女は、中学時代の図書委員の話し合いから逃げたら家まで来たのだ。だから今回は彼女が名乗り出た時から覚悟していた。
「まあまず、翔くん水やりに来たあと空いてる?空いてるよね!。」
「失礼な、勝手に決めつけないでくれる?。」
「じゃあ何かあるの?。」
「特にはないけど。」
「ないんじゃん(笑)。」
特にはない。本当のことである、出かける友達もデートに行く恋人もいない。両親も共働きでほとんど家にいないから暇である。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/1/1 6:55
河島もも
初めまして小説が好きで自分でも描き始めました。よろしくお願いします