140文字小説+α その103 「ラップ集団」

 「俺は世界に風穴開けるぜ」  会社の帰り。ラップをしている集団を見つけた。  若くて夢を見ていて、大変好感が持てる。  その集団の前を通り過ぎた時だった。 「あんなしょぼくれた大人になりたくねぇ」  一生懸命生きてるのにあんまりだろ。  しょぼくれた大人……。  いや、その通りかもしれないけどさぁ……。  毎日、職場と家の往復だけだし、休日は寝てるだけだし。
きと
きと
就労移行支援を経て、4度目の労働に従事するおじさんです。 あまり投稿は多くないかも知れませんが、よろしくお願いします。 カクヨム、エブリスタでも小説を投稿しています。