秋の枯葉のように落ちてゆくだろう
私は秋生まれ、最近ではめっきり秋を感じる事はないけども。異常気象が憎たらしい、こんな綺麗な紅葉も数週間も持たずに枯れる。
──私の心も季節のように移り変わりが早い。いつも陽の差さない部屋で独り、考えごと。
夜になれば彼氏様のお帰りだ、私より6個も上で賢く名門大卒。仕事は安定していて、持病を抱えている人達の中ではかなりの好待遇。
帰ってきて早々口を開けば社会情勢、歴史、外国の話ばかり。
正直言って彼より重い持病を抱えていながら働きつつ、収入差を突かれて家事全般をやり、「仕事に必要のない人との関わりは断て」との命を受け、孤独に苛まれてる私の話なんて聞く耳はない。
仕事場でも無理がたたって、体を壊して仕事が出来なくなれば「早く仕事して下さい」と、配慮が貰える職場に就職してもこのザマ。
職場の相談員に彼との同居でモラハラを受けている話をすれば、「引っ越せばいい」「シェルターに逃げれば良い」なんて簡単に言われるが、私の心身はギリギリで新しい環境に身を置ける状態じゃない。
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2025/1/30 14:33
最終編集日時: 2025/2/16 15:39
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
綾紀イト
糸へんが多いペンネームです、心の奥で絡まった糸を解くために書き出しています。
どんなに評価が無くても、私は私の文章が好きです。自分の心を救うために書いています。