別れ

専門学校を卒業して私はシステムエンジニアになり就職することになった。 そして勤めて2年になる頃、同じ会社の女性と結婚して子供を一人授かった。 息子は拙い足取りで歩き一生懸命、まだ覚えたての言葉を話し始めた頃、妻は交通事故で亡くなった。 22才の私に彼女が居なくなってしまった現実はあまりに辛く 会社に行く事ができなくなった。 私は会社を辞める事を伝えるため会社に赴くと同僚達の同情する言葉や態度が辛く、ここにはもう居られないと決意を固くさせた。 上司を尋ねその旨を話すと彼は今仕事を失えば君は後悔するような気がするなと言った。
たかし
本を読むのが好きで自分でも書いてみたら意外と面白いという事でやってます。 伊藤計測「虐殺器官」「ハーモニー」村上龍「コインロッカーベイビーズ」夏目漱石「夢十夜」安倍公房「砂の女」etcが好きなので、そんな雰囲気な物を書きたいです