夢の話

子供の頃に見ていた夢を覚えているだろうか。 いや、何かになりたいとかそういうものじゃなく寝ている時の夢さ。 不思議と何度か同じ場所に訪れる夢、空の雲が落下物のように落ちて街が大変なことになる夢。 夢の中でしか会えなかった不思議な友人もいた気がする。 大人になるごとに夢の中にまで理性や常識が介入してきてそこまで変わった夢を見ることも無くなってしまった。 子供の頃の夢は常識や理性に止められない、自由に拡がっていた気がする。 俺は今、その子供の頃の自由な夢を見たいのだ。
紫水
紫水
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