人生の一曲 

【前半】 雨上がりの夕暮れ、こうはふとした瞬間に見知らぬ路地に足を踏み入れた。 「こんなところに、道あったっけ?」 細い石畳の先に、小さな古びた看板が揺れている。 『音の記憶屋』—不思議な名前の店。
ゆうか
ゆうか