恋愛屋さん
「キキッー。ギー。」
ドアが軋みながら開いた。
ここは、恋愛屋。愛や恋を買える店らしい。店内は、焦げ茶色の木で、出来ている。天井から、吊り下げられたシャンデリアには、小さな小瓶が、いくつも固定されていて、ひとつひとつ不思議な色を放っている。壁には、色々な薬草が垂れ下がっていた。
「いらっしゃいませ。お客様。」
僕は、はっと息を呑んだ。
ピンク色の髪、整った顔。雪のような肌に、真っ黒な唇。
紫色色のワンピースの上に黒い毛皮のローブのようなものを着ていた。その毛皮は、まだ生きているかのように微かに動いている。
でも1番驚いたのは、そこではない。この女の人は、猫の耳が生えていた。
ゲームの世界などでは、よく見るが本当に猫耳が生えている人には、会うと思っていなかった。
「お客様、ご用件は何でしょう?」
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2022/8/6 1:36
さや
始めまして!
さやです!
素人ですが、ぜひ読んで欲しいです!