イミテイトimitation
僕は何かの模造品だ。何を真似たのかは分からない。様々なものが組み合わさって僕を形ずくっているので誰も気づかない。誰かの真似をして楽しいのか。楽しくなんかない。でも最短の道もまたそこにある気がしている。誰かの真似をすることで失敗を出来るだけ減らすことができるしより良くしていけるとかんがえている。新しいことばかりだと要領の悪いぼくには難しいことこの上ない。それでも誰かのコピーだとしてもいいから僕の生を続けていきたい。死にたくない。明日が欲しい。まだやらなければいけないことが沢山ある。明日何かをうしなう予感がする。直感がそういう。僕は恐怖を覚える。深く苦しい何かを僕に思い出させる。模造品の僕が本物になる日が来るために時間が欲しい。
0
閲覧数: 10
文字数: 316
カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2024/3/8 17:51
別府 中夜
高校生の小説を趣味で書いている人間です。
名前を変えました。