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勿忘草
教室の一番後ろ、窓側の席が空いたままになっている。 新しい時間割が配られても、誰もその席のことを話さない。 「触れないでおこう」という空気が、日を追うごとに濃くなっていく。 あの日、帰り支度をしていた私に、彼女が話しかけてきた。 「ねえ、今日…ちょっとだけ、いい?」 プリントをしまいながら、私は彼女のことを見ずに言った。
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文字数: 426
カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/10/19 13:09
寸志
はじめまして 恋愛小説を書くことが多いです。