「第6回N 1」彼女はまだ壁の中で
【3.2.1……】
ひんやりとした壁に手を当てる。冷たいのは嫌い。
「このすっとこどっこい!なにやってんねん」
「わわ!わぁ〜!?」
お弁当が落ちる寸前で受け止められた。
遮る壁は何もない青空の屋上で。
ミニスカートに少し着崩したリボンに。
12時30分の太陽は少し西寄り、まぁほぼ真上。
なんてことない、当たり前の昼休みなのに。
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カテゴリー: SF
投稿日時: 2025/4/13 13:41
最終編集日時: 2025/4/17 12:41
花瀬 詩雨
ハナセ シウと申します。
よろしくお願いします(՞ ܸ. .ܸ՞)︎♡
アイコン ノーコピーライトガール様