第6回N1 壁の向こうは。
“ねぇ待ってよ!!”
空が真っ赤に燃えた夏の夕方だった。
荒く乱れた呼吸の中、必死に足を動かして。
スクールバックの紐を握りしめたまま、私は口を開けていた。
“……”
前を進むあの子は止まらない。
綺麗に切られた後ろ髪を揺らし、走り去っていく。
0
閲覧数: 197
文字数: 1239
カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/4/2 2:45
水彩絵の具
ぱれっとの中だけで生きてます。
自分の思ったことを書いてるただの水彩絵の具。
部活は万年ベンチ組。
スランプの沼に陥ってます。