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第6回N1 壁の向こうは。
“ねぇ待ってよ!!” 空が真っ赤に燃えた夏の夕方だった。 荒く乱れた呼吸の中、必死に足を動かして。 スクールバックの紐を握りしめたまま、私は口を開けていた。 “……” 前を進むあの子は止まらない。 綺麗に切られた後ろ髪を揺らし、走り去っていく。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/4/2 2:45
水彩絵の具
世界という名のぱれっとで生きてます。 ただの脆い人間です。