復讐の果てに6 初戦
廃墟と化した町で銃声が鳴り響く。放たれた弾丸は相手の命を奪う為標的へと向かう。時間が経てば経つほど銃声は激しさを増していき、戦闘の激しさが窺える。相手は人間ではないAIだ、スタミナも減らない、疲れもしない、食料も必要としない、睡眠も要らない、人間と違っていつでも戦うことができる。鍛え上げられた軍人でも戦わずして殺される事もある。そんな相手に一般人が戦っていると聞けば誰だって自殺行為をしているようなものだと思う。だが戦っているのはただの一般人ではないAIによって大切な人を二度も殺された復讐に燃える復讐者だ。復讐者は目の前にいる殺すべき相手を殺しにかかる。AIの身体は世界最高峰の硬さの物で出来ている。だからといってどこに当てても意味がないわけでは無い、頭などがある上半身は硬いが、足などがある下半身は上半身程硬くは無い。復讐者はAIの足に向けて数発の弾丸を撃ち込みバランスを崩させる。AIは崩れたバランスをなおそうとするが復讐者は一瞬の隙を見逃さない。立て続けに頭に弾丸を連発し衝撃で退け反らせる。のけぞらせた事によってコアが丸見えになる。そして丸見えとなったコアに数発の弾丸を撃ち込みAIは絶命する。AIとの初戦は復讐者の勝利で幕を閉じた。
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カテゴリー: SF
投稿日時: 2021/10/3 12:09
雪山
気分屋なの何ヶ月も書かない事もありますなので気長に待つ事をオススメしますw