初任務
食事が終わり、午後。皇宮の警固番の仕事だ。皇宮の警固にあたる滝口の武者は、午前午後と分かれて訓練する。因みに六家で滝口の武者として皇宮に仕えているのは私と文紀だけ。殿下は皇族なので護られる側として、霙、朱莉、零夜の3人は北面の武士として皇宮に仕えている。
「まぁ、継承者になったからと言って、普段の生活と何ら変わりのない生活を送っているのだがな」
文紀の言う通り、継承者になる前と全く変わらない生活を我々6人は送っている。朱莉は「霙と爛れた生活を送りたい」などとぼやいていたが、霙がそれを許さないだろう。彼は厳しいからな。たとえ身内であろうとも。
「さて、このまま何も無いまま終わってくれるといいねぇ」
そんなことをぼやいてみる。それがフラグとなることも知らずに。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2023/3/19 8:59
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
水無月涙
高校2年
来年受験だというのに小説書いてるアホ
気まぐれで小説書きます
カクヨムとなろうでも活動してます
歌詞書いたり曲作ったりしてるので投稿は不定期
気が向けば新しい話を投稿します