鳴らした音の行く先は 7

鳴らした音の行く先は 7
第七章 変わらないままで  もう三月の上旬だ。  あれから数ヶ月のときを経た。  あのあと、施設のみんなに会いに行った。  特に、山崎さんに。 「山崎さん…こんにちは」 「おう、颯。よく来たな」  なんだか少しぎこちない挨拶をする。
傘と長靴
傘と長靴
 自分の書いた物語を誰かと共有したいと思い始めました。  拙い文章ですが、目に留めていただけると、幸いです。