正義はない ― 善と悪、慈悲と虚無のあいだに ―
第一章 秩序という名の暴力
人は混沌を恐れ、秩序を造る。
だが秩序とは、暴力を整然とした形にしたものにすぎない。
法は正しさを保証するために生まれ、その法の下で不正が制度化される。
たとえば、学校で「ルールを守りましょう」と教わるとき、それは善意の教育であると同時に、「従う者」と「従わない者」を区別する行為でもある。
社会もまた同じだ。
法は秩序を守るが、秩序はときに“生き方”を縛る。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/11/8 5:26
鏡宮 風理月
ASD.ADHD.GIDといった障害を有する当事者です。そのため、誤った表現や表記等があるかも知れません。不快な思いをさせてしまったら申し訳ありません。