失った身体、得た愛

プロローグ もし、私が健康な身体だったら。 こんなにも、彼の愛を深く知ることはなかったのかもしれない。 そう思うことがある。 何もかもが当たり前にできて、 痛みも苦しさも知らないまま生きていたら、きっと私は。 「優しさ」や「支えること」の重さを、ここまで理解することはなかったと思う。 第一章 世界から音が消えていく
うかこ
痛みを抱える人へ言葉を綴っています。 ひとりで泣いている夜に、届きますように。