いつも通り2
小石を足で踏んでいく音が気持ちいい。
そう思いながら僕はいつもの道を歩いていく。
いつも通りの時間に、いつも通りの服装で。
目の前にはいつも通り1人の少女がいる。風に揺れるボブカットの寝癖がついたままの髪とイヤホン。
いつも通りが嫌だったけど、今はいつも通りが安心できる。
だから、いつも通りの挨拶をする。
「何聴いてるの?」
少女は驚きもせず慣れたように
「別に。適当に流れてきた知らない曲」
彼女の冷たい反応もいつも通り。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2022/5/23 23:15
梅雨音
つゆねです
高1です
Instagramはtuyune_227_でやってます。