第一問 X部=龍鳳高校探偵部

第一問 X部=龍鳳高校探偵部
現在時刻 十六時三十分 俺と烏野はとある部室に到着した。扉は木製で脆く上には「X部」と手書きの表札がある。 「今更だけどXの使い方間違ってないか?」 「まあ、美代部長変人だからな!」 他愛のない話をしつつ扉を開けると仏頂面の眼鏡美女が奥の椅子に座っていた。木製の長方形の机に黒革の椅子、そして綺麗に射し込む光。「何処の大手会社の社長だよ!」と突っ込みたくなる光景だ。 「誰が変人ですって?」 「やだなあー、冗談ですよ。」 烏野がひや汗をかきながら誤魔化し笑いをしていた。 「久しぶりね、中村。」
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