『赤ずきんと森の歌』

『赤ずきんと森の歌』
昔々、小さな村に、赤いフードの少女が住んでいました。みんなは親しみを込めて赤ずきんと呼んでいました。 ある春の日、母親が言いました。 「おばあさんが風邪をひいているの。これを届けてあげてね」 籠には、温かいスープと甘いパン、それから一枚の白い紙が入っていました。母親はそれをそっと赤ずきんに手渡します。 「これはおばあさんにだけ読んでもらう手紙よ。必ず届けてね」 赤ずきんは「はい」と答え、森の小道を歩き出しました。 森は春の息吹で満ちていました。鳥がさえずり、木々が淡い緑を広げています。
エデン。
エデン。
小さい頃からお話と詞を書くのが好きでした。 過去に書き溜めた物語や、最近書いた物語を載せていきたいと思います。 イラスト/ノーコピーライトガール様