剣の役目と鍛冶師の役目
カン、カン、カン、…キーン……
ハンマーで何かを叩く音で目が覚めた。
夜中。父は竈に金属を焚べ、ハンマーで休まず打ち続ける。いつから打っているのだろう。父の額には汗が滲んでいた。装飾の凝った剣が出回る中、父は剣自身を鍛えることを辞めなかった。
それから数年経ち、今では私が父の後を継ぎ、店を経営している。
カラン…店のドアが開いた。
「ルイ、遊びにきたよ〜!!あいっかわらず汚いな〜…まあそこがいいんだけどね!」
店に入ってきたケモ耳の少女は子供の頃からの友達、リリカだ。
どうやら金属をもらいにきたらしい。
「悪いけどこっちもないの。ところで来月貸した金属はどこいったのかしら?」
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カテゴリー: お題
投稿日時: 2025/7/27 1:41
卸売生姜
はじめまして。私は卸売生姜というものです。