日常の奇跡

目の前にあなたがいる すぐ近くにいるはずなのに 何故かとても遠く感じる あなたは微笑んで私を見つめている 言葉一つ発することなく ただただ優しい笑みを浮かべるだけ 私があなたに触れようとしたその時 あなたは白い光に包まれて泡のように消えようとしていた
宙