青春

青春
私の青春は終わったのだろうか。 昨日、最愛の彼氏に振られた私はぼんやりとつぶやく。 「近藤、彼氏に振られたか知らんが授業は集中して受けろよー」 「先生は彼氏に振られた歳頃JKの気持ちを分かってないね……」 そう言いながらも私は国語の教科書を開いた。 「何これ、全然分かんない……」 紙に並んだ古文や漢文を眺めた。 「せんせーい、ちょっとトイレ行ってきまーす」 そう言って私は先生の返事も聞かずに教室を出た。 授業中に教室を抜け出して人気のないところでゆっくりするのが私の日常。
よる
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