邪鱗宿主①

一人の少年が、自室で黒い便箋を開いた。不吉とされる手紙。開けるべきではないとされる手紙。 冷や汗が身体中を駆け巡るような、そんな心のざわつきが彼の中にあった。 ーーー地獄を終わらせられるかもしれない。 ーーーけれど、本当は。 ーーー本当は、僕は…。 −−−−−−−−−−−−
吉岡
なんか書きたい