私、離婚します8話

私、離婚します8話
駅前のカフェで頼んだホットコーヒーを啜るスマホで時間を確認する約束の時間まで後十分ある美鈴は優雅によく話しかけるおじさんに見覚えがあるのだ 約束の時間より三分遅れておじさんがやって来た 「久しぶり…」「うん、早速本題に入るけど、今さら何しに来たの?」「色々考えたんだ、もう一度やり直さない?今の彼女とは別れたし俺にはみーちゃんが一番だって気付いたし」「その呼び方やめて、やり直す?何言ってんの?離婚してから五年間なんにも連絡してこなかったのに今さら何言ってんの?それに優雅に話しかけたりしてたんでしょ?あの子すっごい怯えてた」「ごめん、でも誘拐しようとはしてないよ、ただ話したかっただけで」「そういう事じゃなくて!二度と優雅に近付かないで」 美鈴は席を立ちお会計を済ませ店を出た 歩いてる途中誰かに呼び止められた見ると女性だ美鈴より若い感じだ 「誰ですか?」「滝金さんの会社の後輩の澪菜です。元奥さんに話がありますあそこのベンチで話しましょ」 二人はベンチのある所まで歩き腰を下ろす 「お話って?」「元旦那さんの事です。どうして離婚したんですか?」 まるで責められてるような感覚がした 「浮気されたので」「どうして浮気されたか分かります?」「さあ…」
双葉ほのか
双葉ほのか
フッと思い付いたことや自身が経験した事などを参考に書いています よろしくお願いします(︎✿ᴗ ᴗ))