収納好きが行く異世界保存の旅.5
周辺探知スキルに引っかかり、俺が絶望した景色とは、どう考えても俺の初期地点。家はモンスターの縄張りのど真ん中だということに気付いたこと。半径50mに探知範囲が広がって、さらにより広い範囲を探る為に、家を中心に50mの距離からぐるりと回ったとき、なんと東西南北合わせて8方向に計32体のモンスターが囲んでいた。もしかしたらもっといるかも知れない。
つまり隠れて安全にこの包囲網抜ける道はなく、最低でも3体のモンスターを同時に相手しなくちゃならない。ちょっとだけ、ちょっとだけ様子を見よう。と、俺は木の影に隠れながらモンスターのいる場所を覗いてみる。そこには……狼がいた。
「あーこれ終わったわ……」
狼は基本的に群れで行動する習性がある。つまりだ。一匹倒したら確実に仲間を呼ばれると言うこと。
どうしようかと悩みつつ、一旦家に帰って考えようと思った矢先。
パキッと俺の足元で何かが折れた音が響く。その音に狼は鋭くこちらに顔を向ける。俺は死を察した。ここから背中を向けて逃げるのは得策ではない。なら殺るしかねぇかと。
虚映の長剣を取り出し、木の影から狼が向かってくると同時に思いっきり剣を振るう。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/3/21 23:49
影白/Leiren Storathijs
実は26歳社会人です。
基本ライトノベル書きます。
異世界ファンタジー専門です。
執筆歴は10年以上です。