また逢うために

また逢うために
 雨降る宵。文字通り母のママチャリを飛ばして、人通りも疎らになったアーケード街に乗り入れた。  通い慣れた豆腐屋の前で急ブレーキを踏む。 「こら!あぶねぇだろケン坊!」 「ごめんおっちゃん!ひろし居る!?」  転校は明日。ほつれかかった俺たちの糸を固く結び直し、必ず果たす約束にしよう。
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