夜の果てまで
「せんぱ〜い!わたし忙し死しちゃいますよ〜っ⁉︎ど〜にかしてください〜‼︎休みたい疲れたおうち帰りたい〜っ‼︎」
「やかましいわ!喋る暇があるなら手を動かして!」
「先輩の鬼畜!鬼!悪魔〜っ!」
後輩である少女の嘆きに苛立ちを覚えながら、私は必死に資料に向き直った。全くの同意見ではあるが、やらないと終わらない。ならば早くやって一秒でも早く帰りたい。そんな気持ちで、私はペンを握る。
…この多忙地獄の始まりは、早一週間前。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/5/18 6:38
最終編集日時: 2025/5/18 6:49
卯月