黎明

今日もまたいつものように空き地に来た 暑さも何も感じない私にとって薄暗い場所はお似合いだろう 何もかもを照らす太陽は嫌い 誰も私のことは見えないのに、太陽だけは見つめてくる しばらくして足音が聞こえてきた 誰も来るはずのないこの時間に最近よく来る男の子 あぁ、今日も来たんだ 人間たちは学校とやらに行ってるはずなのに彼は度々ここへ来る まぁ、どうせ私のことは見えてないからどうでもいい
宙