夏と罰#3

夏と罰#3
私の通う学校はこの田舎全体に一校だけの高校で、小学、中学、高校でほとんど顔ぶれが変わらないらしい。 だから、私が入学した時は既にコミュニティは形成されていて、私は異質な存在みたいだった。 「なあ、どこから来たん?」 後ろから声がした。 振り返ると、笑みを浮かべて興味津々そうな目で私を見ている男子がいた。
イキャメル
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