恋変
ぽつぽつと雨が振り始めていた。
みんなの間でも変わり者だと評判の彼に、私の方から付き合ってくださいと告白をした。
それは仲の良い友達数人と遊園地に行った帰り、ようやく二人きりになった駅でのことだ。
「君は恋をしたいと思っているだけなんだよ」
彼がそう言って、私の恋は終わった。
私は恋を終わらせようと思った。
やがて結婚が決まり、式の前日に彼に尋ねた。
「私のこと好き?」
彼は困ったような顔をして私から顔を逸らした。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2021/8/28 17:04
最終編集日時: 2021/12/10 16:32
べるきす
文芸短編小説をメインにアップしております。
なにかを感じ取っていただける作品を目指して^_^
もしかしたら対象年齢少し高めで、ライトではないかと思いますが、ご興味をお持ちいただけましたら幸いです☺️
名刺がわりの作品としては「変愛」を。
もしご興味いただけましたら、少々長いですが「This Land is Your Land」を読んでいただければ幸いです。