鳴らした音の行く先は 6-7

鳴らした音の行く先は 6-7
第六章七話 ノイズメルトダウン  何をする気も起こらない。  あれから何日経ったのだろう。  学校も行ってないし、みんなとも顔を合わせていない。  どうにか体を起こして部屋を出ると、扉の横に食事が置いてあった。  あの日からそうなのだろう。  みんなは学校に行っていて家にはいない。  下に降りようと歩みを進めるが、足が重たい。  体はだるくて、動かすのもしんどいが、一度お風呂に入っておこうと思った。
傘と長靴
傘と長靴
 自分の書いた物語を誰かと共有したいと思い始めました。  拙い文章ですが、目に留めていただけると、幸いです。