桜の花が降る頃に
「あの桜の木が満開になった頃に、もう一度会いにくるね」
そう言って君は笑った。
車椅子を押して桜吹雪の中に消えていく君の姿を、僕はただ見ていることしかできなかった。
夏になった。
ジメジメとした湿気を帯びた梅雨が開け、太陽が燦々と顔を出し始めた。
秋になった。
紅葉の葉っぱが地面を彩り、世界を赤く染め上げる。
冬になった。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/10/24 12:06
白崎ライカ
アニメ、ファンタジー、剣戟アクションが好きです。
最近はノリと勢いで詩をよく書いています!
自分の好きな時に書いてるので、
不定期投稿です。
今更ですが、誤字癖があります。
温かい目で見て下さると作者は喜びます!
使用しているイラストは画像生成AIで作成したものです!
よろしくお願いします〜