雨
雨が降った。
ふと窓を見ると一滴の雫が窓の縁に落ちた。
横になりながら、こんな日も悪くないと目を瞑る。
雨の音を聞くと心が落ち着く、今日はゆったりと読書でもしようか。それとも、ベッドから見える外の景色を描こうか。
そんなことをずっと考えている。
雨に心を揺さぶられながら、
やりたいことを連想させる。
そのうち雨の音も強くなる。そしてまた弱くなる。動かない体と、よく動く心を雨に委ねて、病室の窓に映る景色を見ていた。
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2023/5/7 5:56
憧れ屋