七匹猫の始まりの物語 十一話 

七匹猫の始まりの物語 十一話 
 十一 七人、帰れなくなる。  「どうしたんですかっ⁉︎冬木先輩!」  水月を引っ張りながらやってきた八重は早速冬木と梅雨に訪ねる。  「それがね……。」  八重達を肉眼に捉えた冬木は、とても言いにくそうに話し出した。    「うぇええええ!?帰れなくなった!!!?」  数分後、話を聞き終わった水月は大いに叫んだ。  「そうなのよ。どうやら私達が美術館で作品を見ているうちに、人間界と妖怪界を繋ぐ回廊の点検が始まっちゃったみたいで…。どうやら今日が点検日だったの。不幸の重なりね。私も確認してなかったから、ほぼほぼ私の責任だわ。ごめんなさい。」
オルカ
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