第二十九話 幸福
「本当にこんなので良いの?」
ドン・キホーテのコスプレ売場で杏奈はウェディングドレスを物色している、どうやらタキシードも購入するようだ。
「本物なんて買ったら大変でしょ、それに気分だから。大切なのは気持ちよ」
二つで九千八百円、これからの事を考えると散布する訳にはいかないが、幾らなんでもこれじゃあ杏奈が可哀想だと思った。
「それに見物客がいる訳じゃないんだから」
杏奈は教会で二人だけの結婚式を挙げようと提案してきた、身よりも友達もいない蒲田は問題ないが杏奈はそれで良いのだろうか。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2023/3/7 22:33
最終編集日時: 2023/3/7 22:34
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
桐谷碧
小説家を目指しています(歴3ヶ月)
年間150冊以上は小説を読みます😄
夢は直木賞、ドラマ化、映画化。
自殺、復讐、競艇、がテーマの小説執筆中🖋
好きな作家
東野圭吾(母の影響)
現在
引きこもり