天の心のままに【総集】
・アー…アー…本日ハ晴天ナリ・晴天ナリ─…
雲一つ見当たらない、遥かな空が広がっている。
邪魔者の無い大舞台の中、太陽は意気揚々と躍り出る。大地という観客が沸き立つと、たちまちその熱気が席を包んだ。
どうやら、今日は晴れらしい。
美しく煌めいた果ての海が、深層から連なる生命の輝きを揺らす。静かながら確かな波音が、毎朝の心を整えてくれる。
いくらか設けられた樹脂製の椅子に身を預け、海月のように時を待つ。すると、ガラス張りのホームが微かに揺れ始めた。波の音に、規律正しい音の羅列が乗り始める。それが徐々に近付いて来ると、聞き馴染んだメロディラインがホームを包んだ。
小さな風が、髪を靡かせている。
硬い椅子から腰を上げて、開かれた扉の中へと乗り込むと、無数の窓を携えた大きな鰻は、今日も一直線に進んで行く。
少し錆びた電子版は、いつも通りの文字を浮かべていた。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2026/5/22 11:35
最終編集日時: 2026/5/22 11:53
じゃらねっこ
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