いつか持っていたもの
家族と、友達と、特別な人との記憶。
暗い空に点在する星みたいに輝く大切な瞬間を重ねてゆけば、いつか夜空を描けるようになると、本気で信じていた。
どれも、手の中には残っていない。
過ぎた時間は、今の私の物じゃないのに、辛い時に思い出すのは、いつもそれなんだ。
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文字数: 133
カテゴリー: その他
投稿日時: 2022/2/11 14:37
いずさや
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好きな作家:桜庭一樹、星新一、伊坂幸太郎、滝本竜彦
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