空を渡る王女 第10章 誓うⅡ
そうして、日が傾いて空が黄色に変わってきた頃だ。三人で人が疎らな通りを歩いているのは良いのだけれど、自然と私の足は止まっていた。
小さな段ボール箱に、これまた小さな白い毛玉が丸まっていたのだ。『可愛がってください』なんて一言が添えられている。それならば、元の飼い主が責任と愛情を持って育てなさいよ、と文句を言いたくなった。
頬を膨らませながら、気付けばその白猫を抱き上げていた。
「この子、連れて帰ろう? 独りぼっちは嫌だもんね」
クリクリの青い瞳はまっすぐに私を見詰めてくる。
「駄目だ。俺たちは飛空船で生活してるだろう。この子には狭すぎる。可哀想だ」
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2026/1/7 14:10
七宮叶歌
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