戒具の腕飾りの少女
少女…いや女性が刑務官に連れられて部屋に入ってきた、彼女は白いシャツに黒いズボンを履いていて、その腕には黒く光る手錠が彼女の動きを制限していた、腰には青い腰縄が巻かれていて、刑務官が彼女を引っ張っていた、彼女の拳は硬く握られていて、手錠を強調していた。
彼女は俯いていて、悲しそうな顔で歩いていた、その様子からは他の囚徒とは違う何かを感じた、僕は一生この表情を忘れないだろう。
刑務官は彼女に
「工藤令美、貴女は今日からHW107です、覚えておきなさい」と、冷淡に言い放つ、
令美さんは消え入りそうな声で「はい…」と返事をした。
令美さんは身体検査に連行された、彼女の必死に反抗する声が聞こえる、しばらくして出てきた彼女はオレンジの囚徒服を着ていて、頭は濡れていて、目は赤くなっていた、囚徒服には三種類あり、罪の重さ順にオレンジ、黒と白の縞々、灰色となっていた、つまり令美さんは何か重い罪を犯したのだろう、頭が濡れているのは検査の後シャワーを浴びるからで、目が赤くなっているのは身体検査で泣いてしまったのだろう。
令美さんの苦悶は終わらない、彼女は手錠をかけられ、連行される、マグショットを撮るためだ、身長板の前に立ちマフボードを持って写真に撮られる姿はまさに女囚だった、その後、黒子などの特徴的な部分をアップで撮影される、令美さんは嫌そうな顔をしていたが反抗しなかった。
さて、それも終わると、彼女は彼女の過ごす部屋に連行さる、薄暗く、廊下面は鉄格子でできていて廊下から中が筒抜けだ、中にはベンチのようなベッドが二つと、トイレがあるだけだった。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/5/4 15:55
最終編集日時: 2025/5/4 16:05
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
監獄の記録者