第二話 焦り
「よろしくお願いしますっ!」
そう声が響いて試合が始まった。今日は山梨県大会の決勝。もう敗北が決定したチームや、他の県大会で見事優勝を収めて地方大会が確定しているチームの偵察部隊が来ていた。俺はその時中二で、先輩(中三)しか抱えられない“この試合が中学最後の試合かもしれない”という緊張を背負った中でコートに立っている先輩五人を見ていることしか出来なかった。
だが、問題はこの後だ。
相手チームの選手によったファウルで先輩の一人、大野さんが怪我してしまい復帰の見込みも見えなかった。だから、俺たち中二のうち、誰が行くのか気になっていた。あいにく中三は五人しかいないのだ。そして誰がコートに立つのかが告げられた。
「おい、大輝、行け。」
俺の名前だった。
次回 第三話 惡戦苦闘
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/7/11 6:46
最終編集日時: 2025/7/11 8:57
川布
中学受験期真っ只中の小6!
特に将来の夢とはありません((>_< ;)
でも、じゃんじゃんマジレスして下さい!
(ドMではありません)
主に連載をしています。
基本的には1日1話分ですが、気分がノッていると、1日3話とかもあります。毎日投稿は一応できる限り続けるつもりですので。
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