後悔は暗闇に3

後悔は暗闇に3
高校1年生のころ、俺は仲がいい、よくつるんでいた連れが1人いた。名前はA介という。 A介はどちらかというとインキャと呼ばれるタイプで、表向きに見れば話しかけづらいやつだったと思う。学校でも、俺以外のやつと話しているところは全くみていなかった。 そもそも、存在感もなく周りから無視をされているようにも感じていた。 だが、俺と一緒にいる時には明るい笑顔をみせたり、よく話しかけてくる気のいいやつだった。俺にとっては数多い友達の内の1人という認識だったが、彼にとって俺はかけがえのない唯一の友達だったのかもしれない。そう思うと、やはり俺のやってしまったことに、胸を裂かれる気分がする。 それはA介と共に昼ごはんを食べている時だった。俺たちはよく学校の屋上で昼飯を食べていた。屋上はあまり人の寄り付かないところだったため、いつも昼時には俺とA介だけがいた。 しかし、人が寄り付かないのにも納得がいく。 俺たちの学校の屋上は、全く整備されておらず地面も汚かった。それに、柵も木製でボロボロで、いつ壊れてもおかしくないように見えた。 そういうこともあり、いつも2人ぼっちだった。
ピコゴン
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どうも、こんちくわ 高校生です。 たまになんか思いついたら書きます。