後悔は暗闇に3
高校1年生のころ、俺は仲がいい、よくつるんでいた連れが1人いた。名前はA介という。
A介はどちらかというとインキャと呼ばれるタイプで、表向きに見れば話しかけづらいやつだったと思う。学校でも、俺以外のやつと話しているところは全くみていなかった。
そもそも、存在感もなく周りから無視をされているようにも感じていた。
だが、俺と一緒にいる時には明るい笑顔をみせたり、よく話しかけてくる気のいいやつだった。俺にとっては数多い友達の内の1人という認識だったが、彼にとって俺はかけがえのない唯一の友達だったのかもしれない。そう思うと、やはり俺のやってしまったことに、胸を裂かれる気分がする。
それはA介と共に昼ごはんを食べている時だった。俺たちはよく学校の屋上で昼飯を食べていた。屋上はあまり人の寄り付かないところだったため、いつも昼時には俺とA介だけがいた。
しかし、人が寄り付かないのにも納得がいく。
俺たちの学校の屋上は、全く整備されておらず地面も汚かった。それに、柵も木製でボロボロで、いつ壊れてもおかしくないように見えた。
そういうこともあり、いつも2人ぼっちだった。
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カテゴリー: ミステリー
投稿日時: 2025/4/5 12:02
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
ピコゴン
どうも、こんちくわ
高校生です。
たまになんか思いついたら書きます。