古典JKの恋  二

古典JKの恋  二
月日はあっという間に過ぎてしまいます。全てを置いて行って。 をしめども春のかぎりの今日の日の夕暮れにさへなりにけるかな  昔に、月日が過ぎて行くのを嘆く男が読んだ歌。名残惜しんでも、春の末の今日のこの日の、その上、夕暮れにもなってしまったなぁ、と。  私が昔思いを寄せていた男の子を2年ぶりに見かけて以来、気持ちがぐらりと傾いていた。分かりやすいように、彼とは夕暮れに出会ったのでYとしよう。
倚吏
倚吏
倚吏(より)です よろしくお願いします 受験期を無事終えてゆっくり執筆を再開中。