奔流〜ナメクジ〜

奔流〜ナメクジ〜
「おい。」 濡れすぼった地面に這う貴様。 お前はどこから来、 また、どこへ去るのか。 まさか,空から降ってくるのではあるまいな。 雨の日の憂鬱な気分から 生まれてくるんじゃあるまいな。 前世も来世もない、輪廻の輪に切れ目を入れて、 入ってくる。そんなお前のことが気になる。 ナメクジは顔を上げてこちらを見上げる。
飛ぶ五月
飛ぶ五月
I’m just thinking out loud…