霧の向こうの灯り②
姉はとにかく、母を崇拝していた。
母のようになりたいが口癖で、よく芸能事務所に履歴書を送って、自らを売り込んでいた。
だが、諄いようだが、私達は父のおかげで母のセール品。
とてもじゃないが、目の肥えた業界人が相手にするようなご面相ではない。
父も母もそれを理解した上で、姉のプライドを傷つけないようやんわりと諭していたが、姉の意思は固く、高校を卒業したら上京するとまで言い出した。
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カテゴリー: ミステリー
投稿日時: 2025/4/12 14:23
最終編集日時: 2025/4/12 14:25
市丸あや@自給自足ヲタク
はじめまして。
初心者同人誌作家です。
主な出没イベントは文学フリマです。
夢は大阪進出(芸人かい)
代表作は「死花〜検事 棗藤次〜」
遅筆ですが、よろしくお願いします。
Xでは、創作情報の他に、くだらない日常、謎の萌え、ネコ画像など、無節操に垂れ流してます。
主な活動拠点はこちらですが、たまにエブリスタ等に浮気します。
感想やリクエストは、随時承っております!!
作品の2次創作も大歓迎です!
私の作品で楽しいひと時を過ごせたなら幸いです♪
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