無料の落とし穴

無料の落とし穴
 勇者はタダで宿に泊まれる。一時の誘惑に負け、俺は勇者だと名乗った。街をあげて歓迎され、俺は宿に入った。 「なんなりとお申し付けください」 「じゃあ、リブロースステーキでも食わせてもらおうか」 「かしこまりました」  人の良さそうな宿の主人は、丁寧にお辞儀をする。三十分も待たず、目的のものは運ばれてきた。  これは最高だ。もっと頼んでしまおう。欲望にまみれた俺は、更に注文を重ねた。
ナナミヤ
ナナミヤ
ファンタジー、時々現代なSSを載せています。エッセイも始めました。 気まぐれ更新です。 フォロー、♡、感想頂けると凄く嬉しいです♩ 他サイトでは連載小説など、小説家になろう、カクヨム、NOVEL DAYSで投稿しています。Prologue も始めました。 必ずフォロバする訳ではありませんので、ご了承下さい*ᵕᵕ お題配布につきましては、連載している『お題配布』の頁をご確認下さい。 小説の著作権は放棄しておりません。二次創作は歓迎ですが、掲載前に一言でも良いのでコメント下さい。 2025.1.23 start Xなどはこちらから↓ https://lit.link/nanamiyanohako お題でショートストーリーを競い合う『NSSコンテスト』次回2025.9.1.開催予定です。 第1回優勝者  ot 様