愛を支払って、去れ
門倉マナには誠意が無かった。
それは語弊であろう。
しかし、真偽はともかく、周囲の人間が期待するような人格では無かった事は確かだ。
彼女はいつも笑っている。それがよくない。
彼女に関わった誰しもが、いつも、その裏表のない笑顔を信用してしまう。
事実彼女に裏表はない。
ここで言う裏表とは嘘と真だが、彼女には人を信じるという誠と、人を欺くという疑は無い。あるのは、条件反射な利己思想だ。
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文字数: 4113
カテゴリー: ホラー
投稿日時: 2024/6/4 9:45
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
積山 精々
"セキヤマ セイゼイ"
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