正当な理由

人を殺してしまった。 ここだけ切り取れば私はただの犯罪者である。 でも違う。 私にはちゃんと理由があるし、よっぽどのことじゃない限り人を殺めるなどという思考に至らない。 はぁーどうしよ。 これからの人生が思いやられた。しかし、私は悪くない。血の海で横たわっているこいつが悪い。それを説明すればきっと警察の人もわかってくれる。 その時、か細いうめき声が聞こえた。視線を下にやる。 おっと、まだ息あったのか。 危ない危ない生かして放っておくところだった。 私は手に持っている果物ナイフで思いっきり後頭部にナイフ突き刺した。何度も。何度も。
Koiu